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妊娠とお口の関係
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 さて、今日は妊娠とお口の関係についてです。 私はかねてから、特に女性にはなるべく早く歯科検診を受け、必要があれば歯の治療をすることをおすすめしています。 (もちろん、これは老若男女関わらず大事なのですが。) なぜなら、もし今後妊娠した時にお口のトラブルが起こるとなかなか厄介だからです。 その理由は三つあります。 <妊婦さんの3つのお口の「困った」> ①飲める薬が圧倒的に少ない 痛みのある大きな虫歯や歯茎の腫れ、親知らずの炎症など、歯科治療ではお薬を出すことが多々あります。 しかし妊娠中や授乳中だと、お母さんが飲んだお薬が赤ちゃんに影響する可能性があるため、飲めるお薬が制限されてしまします。 特に13週まではこの傾向が強く、激痛があるのにお薬を出せない、なんてことになりかねません。 ②妊婦特有の症状がでる 「妊娠関連歯肉炎」という歯茎の炎症を起こすことがあります。 これは、妊娠によるホルモンの影響で、歯肉に炎症が強くみられるもので、より丁寧なプラークコントロールが必要になります。 他にも、悪阻でお口が触れなかったり、大きなお腹のために仰向けで治療ができなくなるなど、様々な影響がでることがあります。 ③お口の病気が赤ちゃんに影響を与える 実は、歯周病と早産・低体重児の出産には大きな関わりがあります。 お母さんが中等度以上の歯周病だと、早産のリスクが高いといわれているんです。 これは、歯周病菌と体の免疫が戦う時に出されるサイトカインという物質が刺激を与えるためと考えられています。 また、赤ちゃんは生まれてから3歳くらいの間にお口の中に常在菌(ヒトの体に存在する、様々な種類の菌。)が定着しますが、お母さんに虫歯菌や歯周病菌がたくさんあると、その子どもも同じように虫歯菌や歯周病菌の多いお口になってしまいます。 (常在菌は他の人からももらいますが、一般的に接触時間の長い母親の影響を強く受けます。) こんな風に、妊娠とお口にはたくさんの関係があり、影響しあっています。 ですから、妊娠中にお口のトラブルが起こらないように、早めに歯科検診を受けましょう。 ちなみに、安定期であれば歯科治療を受けることも可能です。 もちろん症状にもよりますので、一度ご相談ください。
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オステオロジー ジャパンに参加してきました
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の奈良です。 先週末の土日で,骨に関する学会OSTEOLOGY JAPANに参加しました。 1日目は朝の8時30分からブタの顎をもちいた手術のトレーニングがありました。 講師は,スイスのベルン大学教授,Anton Sclean先生でした。 Sclean先生は歯周病治療,特に再生療法,根面被覆,エムドゲインを用いた臨床や研究で世界的に有名な先生です。 そのような先生のHands-onを受けられる機会は日本ではあまりないので申し込みをしたときから楽しみにしていました。 内容はModified Coronally Advanced Tunnel(MCAT)という,歯茎が下がってしまった部位を元に戻す治療のトレーニングでした。 Sclean先生おすすめのインスツルメントをいろいろと試せたし,疑問を直接質問して答えてもらうこともできましたし,大変充実した実習でした。 その後の二日間はシンポジウムに参加しました。 日本発の歯周組織再生薬,リグロスに関する話もありました。 新しい知識や技術を学べた二日間でした。新たな学びは仕事へのモチベーションになりますね。 学んだことを今後の患者さんたちの治療に活かしていきたいと思います。
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歯を守る清涼飲料水の飲み方
こんにちは。菅井歯科医院藤沢の長岡です。 最近は夏のような暑さが続きますね。 こんな日には冷たい飲み物がおいしいですが、清涼飲料水や炭酸飲料、ジュースは虫歯を作りやすい飲み物です。 もともと、お口の中のpHはほぼ中性です。 そこに飲食物が入ると、その中の糖が虫歯菌のエサになります。 虫歯菌は、糖をエサにして酸を作ります。 この酸が歯を溶かし、穴を開けるのが虫歯です。 甘いジュースや清涼飲料水には、たくさんの糖質が含まれています。 また、炭酸飲料はそれ自体が酸性なので、こちらも歯を溶かす原因になります。 清涼飲料水や炭酸飲料、ジュースの上手な飲み方。 それは、時間を空けて飲むことです。 ジュースを飲むとお口の中が酸性になりますが、時間が経つと中性に戻ります。 これは、唾液が少しずつ酸を薄めてくれているためです。 しかし、こまめにジュースを口にしていると、お口の酸が薄まりきる前に新しく酸が作られてしまいます。 こういった物をちょくちょく飲んでいると、常に歯が溶ける環境になってしまいます。 写真は広範囲に重度の虫歯があります。 これだけ重度のケースはお口の中が虫歯になりやすい環境だったと考えられます。 実際、この方は甘いものが大好きで、甘い紅茶やジュースを一日中飲んでいました。 汗をかいて、水分補給が必要な時期ですが、こまめに飲む飲み物は酸や糖質を含まない物を選び、清涼飲料や炭酸飲料、ジュースは食後や規則正しいおやつの時間など、時間を決めて飲むようにしましょう。
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外科治療のトレーニング
こんにちは。菅井歯科医院藤沢の長岡です。 先週は外科治療(手術)の勉強をする機会がいくつかありました。 意外かもしれませんが、歯周外科やインプラント治療など、歯科治療では手術をする機会がたくさんあります。 手術の勉強やトレーニングとは、どのように行うと思いますか? 今日は先週行った、外科治療のトレーニングを少しご紹介します。 初めにご紹介するのは、歯ぐきの模型を使ったトレーニングです。 歯の周りのピンク色の歯ぐきの部分は、歯肉、骨膜、歯槽骨の三層構造になっています。 この模型は、歯ぐき部分の三層を再現した構造になっていて、歯肉の切開や剥離(めくること)、縫合のトレーニングをします。 切開、剥離、縫合は、すべての外科処置の基本です。 シートを張り替えてくり返し使うことができる優れもので、歯科医師にとっては学生時代からなじみのある模型です。 この日は、医院長に縫合の細かなコツなどを教えてもらいました。 次にご紹介するのは、豚の顎を使ったトレーニングです。 以前にもブログで書いたことがありますが、食肉として解体された豚の下顎を使って、手術の練習をします。 個人で買い付ける先生もいらっしゃるそうですが、基本的にはセミナーや勉強会でまとめて準備することが多いようです。 私も勉強会の実習に参加してきました。 自分にとっては三回目の豚顎実習でしたが、受ける度に新しい学びがあります。 今回ご紹介したのはほんの一例ですが、より良い治療を提供できるよう、このようなトレーニングを重ねています。 これからも楽しみながら勉強を続けていきたいと思います。
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ペリオメイトを導入しました!
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院の長岡です。 今、「パウダーメインテナンス」が新しいプロケアとして注目されています。 パウダーメインテナンスとは、水と一緒に細かいパウダーを吹き付けることで汚れを落とすクリーニングです。 一般的なブラシとペーストで磨くクリーニングと比べて、より細かい所までパウダーが行きわたるので、すみずみまでクリーニングをすることができます。 また、ブラシをこする時に生じる摩擦熱もありませんので、歯への刺激も少ないです。 プロフィーという機械で行いますが、実は以前からこのシステムはありました。 従来のプロフィーは、パワフルに歯の着色を落とす反面、強すぎるので歯ぐきや被せ物、インプラントには絶対に当ててはいけないものでした。 一方、「ペリオメイト」は、とても細かく、歯を傷つけないパウダーで、やさしくすみずみまでバイオフィルムを除去します。 傷をつけないのはもちろん、流れがよくてパウダーの残留の心配もありませんので、歯周ポケットの中やインプラントにも使用することができます。 痛みがなく、安全に、目には見えないプラークまで除去できるパウダーメインテナンスをぜひお試しください。 定期検診のクリーニングをぺリオメイトにランクアップさせることができます。お気軽にお問合せください。 新しい機材が入ると、スタッフみんなで使い方やお手入れ方法を確認しています。 安全に診療を行えるよう、心がけています。