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セルフケアをアップデート! 【歯間ブラシ】
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。 ぜひ毎日のお手入れを見直してみてください。 みなさんは普段の歯磨きで、歯ブラシの他に何を使っていますか? 歯ブラシしか使っていない、という方は要注意です。 実は歯ブラシだけでは40%もの汚れを取り残してしまうんです。 歯ブラシだけでは落とせない汚れは、補助的清掃器具を使ってお掃除しなければいけません。 それってどんな特別な器具なんだ、と思われるかもしれませんが、みなさん一度は見たことがある、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)など、細かい部分をお掃除する器具のことです。 今日は歯間ブラシについてご紹介したいと思います。 歯間ブラシは、文字通り、歯ブラシの入らない歯と歯の間をお掃除するブラシです。 針金の軸に、ナイロンの毛が植わっているものが一般的です。 歯と歯の間に通し、ブラシの部分で隣り合った2本の歯を磨きます。 ずぼっと通すだけではなく、毛の部分で歯面をやさしくこすります。 歯と歯の隙間は人によって様々ですから、歯間ブラシにはたくさんのサイズがあります。 同じ人でも、歯や歯茎の状態によってサイズが変わることもあります。 歯科医院でご自分にぴったりのサイズを選んでもらいましょう。 歯間ブラシは取れた汚れや出血の確認がしやすいので、お口の健康状態もチェックできちゃいます。 歯と歯の間もピカピカにして健康なお口を手に入れましょう。
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インプラント治療で失敗しないために その2
こんにちは。インプラント、歯周病治療を行う菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 以前、インプラント治療を成功させるために不可欠な条件のひとつを紹介しましたので、今回はその続きです。(その1はこちら) インプラント治療に不安を感じている方にこそ知っていただきたいです。 インプラント治療を成功させるために、必ず行わなければならないこと 二つ目は、かみ合わせの治療です。 インプラント治療を検討している方は当然、その部分の歯がなかったり、抜かなければいけない状態ですよね。 でも、歯がないところ、噛めないところは本当にそこだけでしょうか。 歯は、上あごと下あごにそれぞれ14本ずつ、計28本並んでいます。 (親知らずを含めると32本になります。) 成人の噛む力は60kg以上といわれています。 この力を28本の歯が支えているんです。 歯が抜けていたり、かみ合わせが悪いと、28本より少ない本数の歯でこの力を受け止めなくてはいけません。 少し前に、大きなマンションの手抜き工事のニュースが話題になりました。 ゆがむマンションを調べてみたら、杭の数が間引きされていたり、規定の長さに達していないものが多くあった、というものでした。 あまりのずさんさに、誰もが呆れ、憤慨したニュースでしたよね。 歯も、この杭と同じです。 「何本か抜けたままになっているけど、なんとなく噛めているから大丈夫」 「気になるところにさえインプラントを入れれば、あとはそのままでいい」 もちろんそんなことはありません。 少ない本数の歯に過度の力が掛かれば、どんなにいい治療を受けた歯も、インプラントも、必ず壊れたり不具合を生じます。 お口全体をみて、バランスよく噛めるようにすること。 これがインプラント治療を成功させるための大切なポイントの二つ目です。 なお、歯の本数は揃っていても、かみ合わせが悪くてバランスを崩している場合はご自身で気づきにくいので、歯科医院でチェックしてもらいましょう。
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歯科医院で誕生日会をしました
こんにちは。藤沢市の歯科医院、菅井歯科医院の長岡です。 先週は衛生士の川本の誕生日がありました。 いつも誰かの誕生日にはケーキを用意してみんなで食べます。 今回はチョコレートケーキでした。おいしかったです♪ なかなかこんなに大勢で大きなホールケーキを切り分けることもないので、とても盛り上がるんです。 患者さんのためにいつも一所懸命に頑張ってくれている彼女。 歯科医師にインプラント治療や歯周組織再生療法の技術があっても、歯科衛生士によるお口のケアや周りのスタッフの助けがなければ、いい治療を患者さんに提供することはできません。 これからもスタッフ一同、チームプレーで頑張っていきたいと思います。
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ハンガリーで研修してきました(その1)
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の奈良です。 ゴールデンウィークにハンガリーに行ってきました。 写真はブダペストの中央を流れるドナウ川と,そこにかかる鎖橋。 ハンガリーの首都ブダペストにDr.Istvan Urban というインプラントで世界的に有名な先生がいて, その先生の研修コースに参加してきました。 Dr.Urbanは,インプラント治療のなかでも特にGBR(Guided Bone Regeneration)という手術に長けていて,この術式に関する論文も数多く執筆していますし,毎月のように世界中のどこかの学会から招待を受けて講演している歯科界のトップランナーの一人です。 研修は,講義,ライブサージェリー(Urban先生の実際の手術の見学),ハンズオン(実習)から成っていて,3日間朝から晩までみっちりの内容でした。 もちろん,せっかくハンガリーまで行ったんですから,観光もしてきましたけどね。 聖イシュトバーン大聖堂です。 どのようなことを学んできたかは,また後日お伝えしたいと思います。
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インプラント治療で失敗しないために その1
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 今日はインプラント治療についてです。 みなさんはインプラント治療にどのようなイメージをお持ちですか? インプラント治療をすると ・ご自分の歯のように思い切り噛めるようになる ・入れ歯のわずらわしさから開放される ・インプラントと入れ歯を組み合わせて、痛くない、よく噛める入れ歯になった など、患者さんには大変喜んでいただけます。 しかし、一方でインプラント治療の失敗の噂も後を絶たちません。 そういった噂を聞いて、インプラントは怖い、不安だ、と思う方もいらっしゃると思います。 実はインプラント治療を成功させるためには、必ず行わなければならないことがいくつかあるんです。 そのうちのひとつが歯周病の治療です。 歯の表面についたプラーク(歯垢)によって炎症がおこり、歯茎や、歯を支える骨が破壊されてしまうのが歯周病ですが、人工の歯であるインプラントにも同じように周囲組織の破壊が起こります。これを「インプラント周囲炎」といいます。 インプラント周囲炎になってしまうと、インプラントの周りの歯茎が腫れて血や膿が出たり、支えている骨が溶けてインプラントが揺れたり、抜けたりしてしまいます。 歯周病はプラークによる細菌感染症なので、治療をしないと周りの歯やインプラントに感染が広がってしまいます。 放って置くとせまいお口の中で、歯周病菌が蔓延してしまうのです。 つまり、歯周病治療を行わずにインプラント治療を行うと、インプラントに歯周病菌が感染し、インプラント周囲炎になってしまうのです。 インプラント治療は、その一本だけの治療ではありません。 お口全体が健康ではじめて成功する治療なんです。 治療のご相談もお受けしますので、お気軽にどうぞ。