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糖尿病と歯周病の関係
こんにちは。藤沢市の歯医者、菅井歯科医院の長岡です。 今回は糖尿病と歯周病についてです。 どちらもよく耳にする疾患ですが、この二つに密接な関わりがあることは意外と知られていません。 糖尿病とは、インスリンというホルモンの作用が不足し、慢性の高血糖状態になる代謝疾患の総称です。 自覚症状が少なく放置されてしまいがちな疾患ですが、治療を行わないと網膜症や腎臓病、動脈硬化症、神経障害、白内障、足の壊疽(腐ってしまうこと)などの重大な合併症を引き起こす、とても怖い病気です。 実は歯周病も糖尿病の重大な合併症の一つです。 糖尿病患者は歯周病が重篤化します。 主な原因としては、高血糖や虚血によって細菌と戦うマクロファージなどの機能が低下し、歯周病菌の増殖が活発になるためです。 そして、歯周病が重篤であるほど血糖コントロールは悪くなります。 歯周病治療によって歯周組織の炎症が改善すると、インスリンの作用が良くなり、血糖のコントロール状態も改善することが報告されています。 つまり、糖尿病だと歯周病が進行しやすく、歯周病の治療をすれば血糖値の改善がみられる、ということです。 これは、日本糖尿病学会でも、日本歯周病学会でも明確に発表されています。 毎日の歯磨きは全身の健康にもつながっているんです。 過去のブログ 脳梗塞と歯周病の関係
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インプラント治療で失敗しないために その3
こんにちは。藤沢駅徒歩5分の菅井歯科医院の長岡です。 今日は台風が来ていて凄まじい暴風雨です。 お出かけにはくれぐれもお気を付け下さいね。 さて、今回はインプラント治療を成功させるためのポイントの第三弾です。 (その1、その2も参照して下さい。) 3つ目は、顎の骨の審査です。 インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋入して、そこに上部構造(被せ物)をセットする治療です。 しっかり噛めるインプラントにするには、歯の大きさや噛む力に見合った長さと太さのインプラント体を埋入しなければなりません。 それよりも短かったり、細かったりすると、噛む力に負けてインプラント体が抜けてしまったり、折れてしまいます。 顎の骨の審査では、歯科用エックス線CTを撮影し、インプラント体を埋入する部位の骨の幅や厚みなどを測定します。(CTの詳細はこちらです。) この審査を基に、使用するインプラント体の長さと太さを決定します。 骨の審査の結果、顎の骨の幅や厚みが不十分で、必要な長さと太さのインプラント体が埋入できないことがあります。 そういった場合は、GBRやサイナスリフトといった骨増生の治療を行うことで、顎の骨の幅や厚みを増やし、適切なサイズのインプラント体を埋入できるようにします。 下のCT画像は上顎の骨の厚みを増やすために、サイナスリフトをしたものです。 比べてみると、骨が分厚くなっているのがわかります。 もちろん適応症はありますが、他の医院でインプラント治療が難しいと言われた方も、対応できることがあります。 ぜひ一度ご相談ください。
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今日からできるドライマウス改善の習慣
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院の長岡です。 お盆休みも終わって、また今週からがんばります。 今回は前回に引き続き、ドライマウスについてです。(前回のブログはこちら。) 唾液が少なくなることで起こるドライマウス。 原因は、唾液腺(唾液を作る臓器)の病気や、ストレス、更年期障害などによる自律神経の乱れ、全身疾患や飲んでいるお薬の影響など様々です。 今の時期は、脱水症状によってドライマウスになることもあるんです。 ここで、今日からできる、唾液を増やす習慣をご紹介します。 <唾液を増やす習慣> よく噛んで食べる しっかり噛むことで唾液腺や自律神経が刺激されます。口が乾かないように飴玉をなめている方は、虫歯になりにくいシュガーレスガムに替えて唾液腺を刺激しましょう。 規則正しい生活 規則正しい生活は自律神経のバランスを整えます。 口呼吸を鼻呼吸にする 口呼吸をするとますます口が渇きますので、意識して鼻呼吸をしましょう。 鼻炎などで寝ている間に口呼吸してしまう場合はマスクや加湿器を活用しましょう。 カフェインやアルコールは控える どちらも利尿作用によって体から水分を出してしまいますので、ほどほどにしましょう。 最後に、今すぐできる唾液腺マッサージをご紹介します。 ポイントは、やさしく行うこと。ゴリゴリ押してはいけません。 マッサージするのは、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの唾液腺です。 耳下腺のマッサージ 梅干しを食べた時に頬の奥がじ~んとするところが耳下腺です。 親指以外の4本の指を頬に当てて、円を描くようにやさしく動かします。 舌下腺と顎下腺のマッサージ 両手の親指をあごの下のくぼみに当てて、舌をやさしく押し上げます。 同じようにあごの内側もやさしく押し上げてください。 ここで紹介した方法は、あくまでも唾液を増やす方法で、治療ではありません。 ドライマウスの治療は、原因によって異なります。 また、全身的な病気が原因になっていることもありますので、自己判断せずに一度歯科医院で相談してみましょう。
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ドライマウスとは?
こんにちは。菅井歯科医院藤沢の長岡です。 夏本番の暑さが続きますね。 来院されて冷房の効いた診療室に入ると、みなさんいい顔をなさいます(^^) 今日はドライマウス(口腔乾燥)についてです。 目が乾くのをドライアイ、というように、口の粘膜が乾く症状をドライマウスといいます。 ドライマウスのサインは次のようなものがあります。 ・口の中がカラカラ、またはネバネバする ・話しづらい ・唇や口角が切れやすい ・水がないと食べ物が食べられない ・舌がヒリヒリする ・舌にみぞがある ・よく飴をなめる このような症状が日常的にある場合は、口腔乾燥が疑われます。 写真は、健康な舌(上)とドライマウスの舌(下)の写真です。 健康な舌は湿っていて、表面がなめらかです。 ドライマウスの舌は表面が乾き、しわのような溝ができているのがわかりますね。 唾液はただの水ではなく、いろいろな働きをします。 よく知られているのは粘膜を保護して食べたり、しゃべったりするのをスムーズにする「潤滑作用」、食べ物の中のデンプンを糖に分解する「消化作用」です。 それだけではなく、食べかすを洗い流す「洗浄作用」や、お口の中のpHを正常に保つ「緩衝作用」、歯の表面にペリクルという膜をつくって保護する「歯の保護作用」、細菌と戦う「抗菌作用」など、虫歯や歯周病から歯を守る働きもたくさんあります。 唾液が減って口腔乾燥になると、かさつくだけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まるんです。 他にも、味覚障害や口臭の原因になったり、口腔カンジダ症(カンジダ菌による、難治性の炎症)を発症することもあります。 また、乾燥してお口の中の滑りが悪くなると、入れ歯がこすれて痛みが出たり、外れやすくなります。 ドライマウスは生活の質(QOL)を低下させるとも言われています。 会話がしにくくなったり、咀嚼や飲み込みがしにくくなることで、友人との外食や外出を避けてしまうことがあるからです。 ドライマウスについて、心当たりはありませんでしたか? 気になる方は一度歯科医院を受診してみましょう。 次回はドライマウスの原因や、すぐに始められる唾液の量を増やす習慣などを紹介します。
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ホワイトニングで口元を明るく!
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 今日は審美歯科のお話です。 以前に一本だけ黒くなってしまった歯の治療について書きましたが、今回は歯を広い範囲で白くするホワイトニングについて書きたいと思います。 (一本だけの変色歯の原因、治療についてはこちらです。) ホワイトニングは、歯の表面に薬剤を塗って漂白をし、歯全体のトーンを明るくします。 歯科医院で行うオフィスブリーチと、ご自宅でマウスピースを使って行うホームブリーチという方法があります。 どちらか一方だけで行うこともありますし、両方を併用してより白い歯を目指すこともできます。 写真はホワイトニング前の状態です。 色の濃い部分は、歯の色見本(シェードガイド)のA2と同じ色をしています。 こちらがオフィスブリーチ後です。 もともとの色だったA2(右端)よりも明るくなり、一番明るい色見本を合わせてあります。 並べてみると一目瞭然です。 口元全体が明るく見えますね。 印象も変わり、爽やかで清潔に感じます。 身だしなみとして行う方はもちろん、仕事で人と話す機会が多い方や、結婚式前の花嫁さんにも人気です。 今回の症例も結婚式前のホワイトニングでした。 白い歯で思い切り笑えば印象も、写真写りも変わりそうですよね♪ 患者様ひとりひとりにあった方法をご提案いたしますので、ご相談ください。