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再生療法で大活躍!エムドゲイン®とは?
こんにちは。藤沢駅徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の歯周病専門医の長岡です。 さて、今日は歯周組織再生療法で大活躍のエムドゲイン®ゲルについてです。 歯周病治療について知りたい方はぜひ読んでみてください。 【エムドゲイン®ゲルとは】 歯周病に罹患した歯はその歯を支える骨や歯茎など(歯周組織)が破壊されます。 歯周病で破壊された歯周組織は原則として回復しませんが、条件が合えば歯周組織再生療法で治すことができます。 エムドゲイン®ゲルは歯周組織再生療法に使われる材料の一つです。 エムドゲイン®ゲルの主成分はエナメルマトリックスデリバティブ(EMD)というタンパク質成分です。 お母さんのお腹の中で赤ちゃんの歯や歯周組織を作る重要なタンパク質にエナメルマトリックスタンパク質というものがあります。 エナメルマトリックスデリバティブ(EMD)は、このエナメルマトリックスタンパク質を含んだもので、使用することで歯周組織の再生が期待できます。 エムドゲイン®ゲルはブタの歯胚(生えてくる前の歯)から作られています。 再生医療は目新しい印象がありますが、エムドゲイン®ゲルは25年以上の販売実績があるんです。 【メリット】 歯周組織再生を促す 間葉系細胞の誘導、増殖を促進し、支持細胞の増殖、分化を経て歯周組織が再生されます。 創傷治癒の促進 痛みと腫れを軽減し、術後の不快症状を軽減させます。 【デメリット】 保険適応外 エムドゲイン®ゲルを用いた治療は全て自由診療となります。 【治療例】 歯周組織再生療法 歯肉再生治療 破壊された組織を再生させるエムドゲイン®ゲルですが、もちろん魔法の薬ではありません。 歯周病治療においては炎症コントロールが不可欠で、患者さまには正しい歯磨きを習慣付けてもらう必要があります。 喫煙や糖尿病などの全身疾患がある方は治療が難しくなります。 まずは診査・診断が必要になりますので、歯周病でお悩みの方はぜひご相談ください。
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第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加しました
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 じめじめと梅雨の気配を感じる気候ですね さて、5月24日、25日は福島県で開催された第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加してきました。 コロナ禍でリモート参加が続いていたので、実際の会場で参加するのは本当に久しぶりでした。 会場はビッグパレットふくしまです。 学会では全身の状態、歯列矯正治療、地域との連携など色々な視点から歯周病治療についての講演を聞くことができました。 「木を見て森を見ず」とならぬよう、広い視点をもって臨床に挑まなければならないと思いました。 新しい材料や治療法についても情報を仕入れることができました。 常に知識のアップデートをしていきたいと心がけています。 今回私は臨床ポスター発表も行いました。 大きなポスターを作製し掲示するのは骨が折れますが、自分の臨床を深く考察したりご指導いただくとてもいい機会となりました。 学会の参加を通して学んだことを日常臨床に活かし、歯周病専門医として一人でも多くの患者さんの健康に寄与できるよう精進していきたいと思います。
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外科手術のトレーニングを行いました
こんにちは。藤沢駅徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 本年もどうぞよろしくお願い致します 今年は新年早々に、休日を利用し勤務医全員で実習を行いました。 内容は歯周外科手術のトレーニングで、このブログではすっかりおなじみの豚の顎を使いました 【過去の実習のブログはこちら↓】 GBR(歯槽提増大術)のセミナーを受講しました 上顎洞挙上セミナーを受講しました 具体的な手術のシミュレーションをしたり、細かい手技の確認をしたり、実際の手術を想定した練習を行いました。 こうしたトレーニングは治療の精度を上げるために不可欠です。 豚の顎を使った実習は昔は大掛かりで気軽にできるものではありませんでしたが、最近は手配してくれる業者も増え、実施のハードルが低くなりました。 また機会を作って実施したいと思います。
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JIADS総会に参加しました
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 今年は12月になっても暖かい日が続きますね。 さて、そんな12月2日、3日は鎌田先生と一緒に第30回JIADS総会に参加してきました。 JIADSは歯科治療向上のために幅広い研修コースを展開するスタディグループです。 私が歯周病のコースを受講し、サーティフィケイトをもらったのが2014年11月なので、もう所属して10年目に突入しました。 月日の流れは早いものです。 その後も国内外の研修で多くのことを学ばせて頂いております。 今大会では、イタリアのDr. Benfenati を始め、素晴らしい治療を行う先生方の講演を聞くことができました。 まだまだ学ぶことは多く、新しい目標を立てることができました。 全ては患者様にベストな治療を提供するために、真摯に学び続けたいと思います。
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定期検診はなぜ必要? とっても怖い栄養共生の話
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の長岡です。 突然ですが、みなさんはどのくらいの頻度で歯の定期検診を受けたらいいと思いますか? お口の状態などにもよりますが、 当院では3ヵ月に一度の定期検診を推奨しています。 なぜ3ヵ月なのでしょう。今日はその理由についてお話したいと思います 毎日セルフケアをしていても、完全にプラーク(歯垢)を取りきるのはとても難しいことです。 細菌の塊であるプラークですが、取り残されたプラークは時間が経つにつれて悪性度が高くなるという特徴があります。 少し詳しくご説明します。 初めにお口の中で増殖を始める歯周病原菌は重い歯周病を引き起こすようなものではありません。 しかし、そのまま時間が経過するとプラーク内に住み着く細菌の種類がどんどん増えていきます。 そして、プラーク内の細菌たちは時間をかけて栄養共生という関係を築いていきます。 栄養共生とは、単独では成長が難しい微生物でも2種類以上が一緒にいることで、互いに他者に必要な栄養物質を合成し、共存することです。 つまり、古くなったプラーク内では細菌同士がお互いを養い合い、協力して成長する関係ができあがります。 栄養共生が成立すると、プラーク内の細菌は種類の増加も増殖スピードも格段に早くなります。 これ、とっても怖くないですか? 住み着く細菌の種類が増えれば、初期には見られなかった重度の歯周炎を引き起こす細菌も検出されるようになってきます。 こうしてプラーク内の細菌は協力して時間と共に病原性を高めていくのです。 この目安が3カ月といわれています。 高まった病原性を下げるためにはプロフェッショナルケアでのプラークの徹底除去がとても有効です。 だから3カ月に一度の定期検診が重要なのです。 最近歯科医院に行っていないという方、もしかしたらお口の中では細菌たちが強大な王国を築きはじめているかもしれません プロフェッショナルケアでスッキリピカピカ、プラーク蓄積をリセットして健康なお口を維持しましょう